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メヌエット ホ長調 D335 概説

メヌエット ホ長調 Menuett mit zwei Trios D335
作曲:1813年? 出版:1897年
楽譜・・・IMSLP

D335のメヌエットは、D91の2つのメヌエットと同じように2つのトリオを持つメヌエットであり、自筆譜の状況も鑑みてD91と同じ1813年頃の作品と考えられている。
ただし、小節構造が自由であるため、こちらは実用ではなく芸術作品として構想されたふしがある。たとえば主部後半の途中、半終止に付されたフェルマータは、踊りには不向きであるが、音楽的には極めて魅力的な表情を生んでいる。一方で、シンプルな和声は前作同様に古典派様式を感じさせるもので、終止の手前にあるヘミオラ(3拍子の2小節を2拍子×3に錯覚させるリズム書法)の使用もバロック以来の伝統を踏襲している。
2つのトリオはよく似たアイディアから出発しているが、いずれも後半の展開が秀逸で、第1トリオではやはり半終止のあとに置かれたゲネラルパウゼ(総休止)が聴き手をはっとさせる。第2トリオでは始まりのアウフタクトの付点リズムを効果的に繰り返して統一感を出している。
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  1. 2015/10/26(月) 00:52:07|
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