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シューベルティアーデ電子版

ピアノ曲全曲演奏会「シューベルトツィクルス」を展開中のピアニスト佐藤卓史がシューベルトについて語る
次回公演詳細

[告知] シューベルトツィクルス第19回「ピアノ・ソナタⅥ ―ベートーヴェンの影―」

シューベルトツィクルス第19回チラシ
2023年10月27日(金) 19時開演 東京文化会館小ホール
♪アレグレット ハ短調 D915
♪ピアノ小品 ハ短調 D916C(未完・佐藤卓史による補筆完成版)
♪ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ短調 D625+D505(未完・佐藤卓史による補筆完成版)
♪ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958
一般4,000円/学生2,000円 →電子チケットteketで購入
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  1. 2023/10/27(金) 19:00:00|
  2. シューベルトツィクルス
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ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958 概説

ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 Klaviersonate Nr.19 c-moll D958
作曲:1828年 出版:1839年
楽譜・・・IMSLP


晩年の代表作である3つの大ソナタD958・D959・D960の清書譜の冒頭には「1828年9月」とあり、最後には「1828年9月26日」と日付が書き込まれている。そのため、9月頭にフェルディナントの家に引っ越してからの数週間のうちに、驚異的な速度で完成させた連作と考えられてきた。しかし後に初稿が発見され、最も早く着手されたD958の作曲開始は少なくとも「1828年春」まで遡れることがわかった。

シューベルトは10月2日にライプツィヒの出版社プロープストに宛てて、これら3曲のソナタを作曲したことを告げ、フンメルに献呈したいと希望を述べている。ヨハン・ネポムク・フンメル Johann Nepomuk Hummel (1778-1837)はモーツァルトの弟子で、若い頃はベートーヴェンのライヴァルとも目されたピアノの達人であった。既に出版されていたD845やD850といった、オーケストラ的な発想のソナタとは大きく異なるピアニスティックな書法に、シューベルトが大きな自信を抱いていたことを窺わせる。
しかしこの出版は実現せず、1839年にようやくディアベリ社から刊行されたときにはフンメルも既にこの世の人ではなく、出版社によってシューマンへの献辞が付された。

ベートーヴェンの代名詞ともいえる「ハ短調」という調性選択を含めて、その強い影響を感じさせるソナタではあるが、ベートーヴェン後期のソナタがフーガと融合しつつ小規模化し、最後の「ハ短調」ソナタ(作品111)では2楽章という極限まで切り詰められたのとは対照的に、シューベルトは4楽章という大規模な構成を採用している。フーガ的な対位法とも無縁で、むしろ独自のロマン性を古典的な枠組みに盛り込む試みが結実したものといえるだろう。
第1楽章の第1主題、主音Cから属音Gに向かって上行するラインと、それに反行して下行でCからGへ到達するラインの成す緊張感は、同じく3拍子でもあるベートーヴェンの「創作主題による32の変奏曲」WoO80の主題との関連性が指摘されている。普段のシューベルトとは異なる抽象的で図式的な音楽づくりは第1主題を簡潔に彫り上げるが、変ホ長調の第2主題ではいつもの歌謡性と反復が戻ってくる。
展開部では新たなテーマが登場し、この新主題を中心とした展開が行われる。この旋律はおそらく同時期に作曲していた歌曲『兵士の予感』D957-2(レルシュタープ詩、「白鳥の歌」所収)の引用で、静的な転調のシークエンスは一種の不気味さを湛えている。

D958第1楽章展開部主題
▲D958 第1楽章 展開部の新主題

兵士の予感
▲「兵士の予感」D957-2より

長いクレシェンドの到達点として劇的に開始される再現部では、第1主題は短縮され、第2主題はハ長調で提示部と同じように繰り返される。フェルマータの付された休止の後、展開部主題に基づくコーダが続き、静かに楽章を閉じる。

第2楽章は変イ長調の緩徐楽章。ABABAという形式だが、主要主題の後半、サブドミナントの和音で一瞬停止するあたりに異界への入口が潜んでいる。1回目のB部は嬰ハ短調から始まり、ホ長調・ホ短調という主調の長3度下の調性へ旅して戻ってくるという、シューベルトとしてはお馴染みの調性配置である。しかし2回目のA部ではサブドミナントがさらなる転調を誘い込み、半音高いイ長調でセクションを閉じるという「間違った」選択をしてしまう。そのせいで2回目のB部はより緊張感が高まり、何度も転調を試みた後、イ短調で戻ってくるが、最後の瞬間に魔法のように半音下へ降りて変イ長調で主題が回帰する。最後のA部でも、やはり間違った方向へ向かっていくが、休止を挟んで思い直したように変イ長調を確認し、平穏のうちに終止する。

第3楽章はハ短調のメヌエット。D959・D960の第3楽章(舞曲楽章)にはスケルツォが置かれており、メヌエットとはずいぶん古風な選択に思えるが、その不安げに漂うような音楽にはもはや舞曲の面影はない。主題の再現にあたっては4小節ごとに全休止が挿入され音楽の進行を妨げるが、この休止は清書稿で追加されたものだ。変イ長調のトリオでは少しだけ舞曲のリズムが顔を見せる。

第4楽章は大規模なロンド=ソナタ形式のフィナーレ。全体を支配するタランテラのリズムは、ベートーヴェンのソナタ作品31-3(変ホ長調)の終楽章を想起させるが、ハ短調の本作はより悲愴的である。半音上の変ニ短調(嬰ハ短調)の和音への傾きが特徴的で、技巧的な変ニ長調(ナポリ調)の和音連打の後、第2主題は嬰ハ短調で開始される。シューベルトならではの転調シークエンスを経て、結果的にこのセクションはソナタ形式の定石通り変ホ長調で閉じられるが、全休止を挟んでの展開部はロ長調(=主調の半音下)で始まり、またしても新たな歌謡的な主題が登場する。

D958第4楽章展開部主題
▲D958 第4楽章 展開部新主題のモティーフによる対位法的展開

ベートーヴェン第九Seid umschlungen
▲ベートーヴェン:交響曲第9番 第4楽章より

新主題に基づく大規模で対位法的な展開を通して、この「2度下行→3度下行」というモティーフが第1楽章の展開部主題の最後の3音であるとともに、ベートーヴェンの『第九』終楽章の「Seid umschlungen Millionen」(諸人手を取り)のモティーフでもあることに私たちは気づかされる。執拗な転調シークエンスは延々と続き、ようやくハ短調を確定させて再現へ至る。再現部の第2主題は変ロ短調で始まり、提示部と同様の転調によってハ長調へ至る。最後にもう一度主題が回帰し、長大で狂騒的な舞踏に幕を下ろす。
  1. 2023/10/25(水) 21:13:40|
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ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ短調 D625+D505 概説

ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ短調 Klaviersonate Nr.12 f-moll D625+D505
作曲:1818年 出版:1897年(旧全集)
楽譜・・・IMSLP


1818年のツェリス滞在中に作曲されたこのソナタの唯一の原資料は、ウィーン楽友協会所蔵の筆写譜集「ヴィッテチェク=シュパウン・コレクション」に収録されており、そこにはヘ短調の未完の両端楽章と、ホ長調のスケルツォが記されている。同コレクションの他の筆写譜と同様に多くの誤記を含んでいるが、この曲の場合は次兄フェルディナントの手による赤インクの訂正が目を引く。しかしその訂正は一見して誤りとはいえない箇所にまで及んでおり、今は失われた自筆譜と照らし合わせて朱を入れたのか、フェルディナント自身の解釈や趣味を反映したものなのかは判然としない。
このコレクションにおいては3楽章構成の、緩徐楽章を持たないソナタとして存在しているが、フェルディナントがディアベリ社のために作成した作品目録が後に発見され、このソナタに変ニ長調のアダージョD505が含まれていることが判明した。
このアダージョは1848年にディアベリ社から、ホ長調のロンドD506と組み合わせて「アダージョとロンド」作品145として出版されたが、その際には本来の変ニ長調からロンドと同じホ長調に移調させられた上、半分以下に短縮され、ロンドの序奏として半終止している。この無残な手術を行ったのはおそらく出版社であろうと考えられている。
アダージョの全体像はやはり「ヴィッテチェク=シュパウン・コレクション」の別の巻で知ることができるのだが、ここでは本来あるべき第6小節が欠落しており、ディアベリ版の当該箇所を移調して補うことでようやく完成をみた。
ヘンレ版の未完ソナタ集を校訂したパウル・バドゥラ=スコダは、ヴァイオリン・ソナタD574と同様に中間楽章を転倒させ、スケルツォを第2楽章として、アダージョを第3楽章として演奏することを主張しているが、今回はシューベルトのピアノ・ソナタの通例に倣って第2楽章アダージョ、第3楽章スケルツォという順序で演奏する。

このヘ短調ソナタは、同じ調性で書かれたベートーヴェンの『熱情』ソナタとの類似点が多い。第1楽章の第1主題のオクターヴユニゾンとトリルのモティーフは言うまでもなく、同じテーマが変イ長調で変奏され副次主題を形作る様子、また次第に3連符の刻みが主体になっていくところは、12/8拍子の『熱情』第1楽章を明らかに想起させる。緩徐楽章の変ニ長調という調性や、フィナーレの16分音符のパッセージも含めて、『熱情』がモデルになっていることはほとんど間違いないだろう。

第1楽章では、第3主題にあたる部分が『熱情』の変イ短調ではなく、平行調の変ハ長調をとっている。展開部でもシューベルトらしい独創的な和音連結によりややとりとめのない転調が繰り返された後、第1主題の再現を予告して筆写譜は中断している。以降型どおりに再現部を再建し、最後に短いコーダを加筆した。
変ニ長調のアダージョは平易な三部形式だが、中間部ではイ長調やハ長調といった遠隔調へ自由に飛翔していく。細かい書き落としが多く、臨時記号などは適宜補っている。
ホ長調のスケルツォは極めてエネルギッシュかつ強引な音楽で、半音階的な進行や技巧的なパッセージがインパクトを与える。イ長調のトリオでは転調のたびに和音が長く延ばされ、時間が停止したような不思議な印象を与える。
第4楽章は蠢くような両手ユニゾンで始まるが、すぐに嵐はおさまり、ヘ長調、変イ長調といった長調の世界に遊ぶ。ソナタ形式の再現部では左手のパートに数十小節の欠落を含むが、提示部からの移植で容易に補完できる。最後はヘ長調の和音が遠くから静かに鳴り響く。
  1. 2023/10/24(火) 11:03:39|
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ピアノ小品 D916C 概説

ピアノ小品 ハ短調 Klavierstück c-moll D916C
作曲:1827年? 出版:1978年
楽譜・・・IMSLP


1827年に作曲が進められていたオペラ『グライヒェン伯爵』D918の自筆譜の束の中から1978年に発見された2つの小品の断片(D916B、D916C)は、ハ短調の即興曲D899-1の初稿と同じ五線譜を使用していることから、これら3曲は一連の曲集として構想されたという見方が強い。D899-1はその後ブラッシュアップを経て「即興曲集」の一角を成すに至ったが、他の2曲は未完のまま放棄された。

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ピアノ小品D916Cの自筆譜。鉛筆の走り書きで判読しにくい箇所も多い。

強烈な和音で始まるD916Cは、一見してソナタ形式の提示部と展開部を成しており、再現部の冒頭を示唆して中断する。これはシューベルトの未完のソナタ楽章と同様の状況であり、この作品を第1楽章とするハ短調ソナタが企画されていた可能性も高い。一方で散見される低音部のトレモロ書法はピアノでの演奏には適しておらず、オーケストラ用の楽曲のスケッチではないかという見解もある。
荒々しい第1主題と多幸感に満ちた変イ長調の第2主題はいずれも同じリズムパターンの反復が特徴的で、展開部では両主題がバランスよく取り上げられている。補作にあたっては上述のバスのトレモロを意図的に用いつつ、第1主題部の若干の省略以外はほぼ型どおりに再現部を構築し、最後に短いコーダを追加した。
  1. 2023/10/23(月) 12:52:16|
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アレグレット D915 概説

アレグレット ハ短調 Allegretto c-moll D915
作曲:1827年4月26日 出版:1870年
楽譜・・・IMSLP


1826年の暮れにハルトマン兄弟の紹介で知り合ったフェルディナント・ヴァルヒャー Ferdinand Walcher (1799-1873)は軍務官僚で、アマチュア声楽家でもあった。シューベルトと急速に親しくなったものの、翌27年の春にヴェネツィアへ転任が決まる。別れに際してシューベルトが記念帳に書き記したのがこのハ短調の小品である。
冒頭の寂しげなオクターヴユニゾンの、主音Cで始まりまたCに戻ってくるモティーフは「回帰」の比喩であり、やがて繰り広げられる両手のカノンとともに、「ヴァルヒャーがまたウィーンに帰ってくるように」という願いが込められたもの、という解釈もある。変イ長調の中間部のコラール風の和音は「楽興の時」を連想させる。
実際にヴァルヒャーは赴任後もたびたびウィーンに戻ったらしく、1828年1月の『セレナーデ』D920の非公開初演に立ち合ったと伝えられる。
  1. 2023/10/22(日) 20:28:40|
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ベートーヴェンとシューベルト

狭いウィーンの街とはいえ、大貴族をパトロンとし人々の尊敬を集めたベートーヴェンと、友人たちの閉じられたサークルで細々と創作活動を行っていただけのシューベルトとの間に、具体的な接触があったのかどうかははっきりしていない。
「ベートーヴェンの後に生まれた者に、何ができるというのだろう…」
という嘆息混じりの台詞を後世に伝えたのはコンヴィクト時代の親友シュパウンだが、本当にそのような言葉を吐いたかどうかはともかく、少年時代のシューベルトの偽らざる心境であったことは間違いないだろう。
47歳年上の老師サリエリに比べて、26歳差(1770年12月生まれのベートーヴェンと1797年1月生まれのシューベルトはほぼ26歳の差といってよいだろう)のベートーヴェンはシューベルトにとってもっと近しい、「父親世代」ロールモデルだったに違いない。その圧倒的な創作力と影響力に、限りない尊敬と畏怖と、そしていくぶんの煙たさを感じていたのは想像に難くない。

二人の数少ない接点といえるのは、シューベルトがピアノ4手のための『フランスの歌による変奏曲』D624を、出版に際してベートーヴェンに献呈していることだ。とはいえこのときに作曲家同士の直接のやりとりがあったかどうかは定かではない。これに関連して、「ある日シューベルトがベートーヴェンを訪ね、自作の変奏曲の筆写譜をおずおずと差し出したが、ベートーヴェンは作曲上のいくつかの誤りを発見して指摘し、シューベルトは恐れ入って逃げるように帰っていった」というエピソードが時折伝記に登場する。これはベートーヴェンの“無給の秘書”シントラーが語ったエピソードで、他のシントラー証言と同様に信憑性は限りなく低い。晩年のベートーヴェンがシューベルトの歌曲集の譜面を見て「シューベルトには神々の火花が宿っている」と評した(「神々の火花」といえば『第九』のテキストに出てくる言葉だ)とか、病床のベートーヴェンをシューベルトが見舞ったとかいう逸話も、「こうだったらいいな」という後世の願望が反映されたもの、と考えるのが適当かもしれない。

ベートーヴェンがシューベルトをどうみていたかはわからないが、シューベルトはたびたび友人宛の手紙でベートーヴェンについて言及している。

歌曲では新しいものはあまり作っていないが、その代わり器楽ものはずいぶん試してみた。2つの弦楽四重奏曲と八重奏曲を作曲し、四重奏をもう1曲書こうと思っている。この方向で、なんとか大交響曲への道を切り開きたいと思うんだ。―ウィーンのニュースといえば、ベートーヴェンが演奏会を開いて、そこで新しい交響曲と、新しいミサ曲からの3曲と、新しい序曲をかけるということだ。―できることなら、近い将来僕も同じようなコンサートを開きたいと思っている。
(1824年3月31日、シューベルトからローマ滞在中の友人クーペルヴィーザーに宛てて)

ここには、偉大な先達の影に嘆息するだけではない、意欲的で野心に溢れた若者の姿がある。そして宣言した通り、翌年夏のオーバーエスターライヒ大旅行の間に「大交響曲」に着手することになる(この「グムンデン=ガスタイン交響曲」は、現在ではD944の大ハ長調『グレート』と同一視する説が有力だ)。

 * * *

巨匠は1827年3月26日、嵐の晩に力尽きた。3日後の葬儀でその棺を担いだシューベルトは、いよいよベートーヴェンの後継者として名乗りを上げようとする。
それまでシューベルトが主要な器楽曲の調性としてはほとんど選ぶことがなかった「ハ短調」。ところが1827年を境に、堰を切ったようにハ短調の鍵盤楽曲が増えていく。それはあの『運命』交響曲や、最後の作品111を含む3つのピアノ・ソナタ(作品10-1、作品13『悲愴』)でベートーヴェンが用いた調性でもあった。いくつかの試作の後、ハ短調→ハ長調というベートーヴェン的な調性配置を持つ即興曲D899-1が完成し、そして最晩年のソナタD958へと結実する。それは音楽上の「父」ベートーヴェンへのオマージュであり、その高い壁をついに突破する記念碑的な作品であった。

友人に宣言したもう一つの目標、ベートーヴェンと「同じようなコンサート」はその一周忌の命日に実現する。1828年3月26日、楽友協会ホールにおいて、全曲シューベルト作曲による個展演奏会が開催された。D929のピアノ・トリオをプログラムの中心に据えた当夜は大評判となり、シューベルトは名実ともにウィーンにおけるベートーヴェンの後継者として認知されたのだった。
しかしシューベルトの個展はそれが最初で最後だった。8ヶ月後、シューベルトは31歳10ヶ月というあまりにも短い人生を終える。病床で熱に喘ぎながら口にした「ここにはベートーヴェンが眠っていない」といううわごとを聞いた次兄フェルディナントの尽力により、亡骸はヴェーリング墓地のベートーヴェンの墓の隣に改葬された。中央墓地に移転された今でも、ベートーヴェンとシューベルトの墓は名誉区32Aの中央に並びその威容を誇っている。
ベートーヴェンの葬儀を終えて、「この中で最初にベートーヴェンに続く者に乾杯」と声を上げたシューベルト。それは図らずも自分への餞の言葉になった。

ベートーヴェン・シューベルトの墓
  1. 2023/10/21(土) 23:14:36|
  2. 伝記
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