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シューベルティアーデ電子版

ピアノ曲全曲演奏会「シューベルトツィクルス」を展開中のピアニスト佐藤卓史がシューベルトについて語る
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3つのドイツ舞曲 D971 概説

3つのドイツ舞曲 Drei Deutsche D971
作曲時期不明 出版:1823年1月
楽譜・・・IMSLP

1823年1月にザウアー&ライデスドルフ社から刊行された「1823年の謝肉祭のオリジナルドイツ舞曲集」に寄せられた3曲。この曲集にはシューベルトを含む12名の作曲家が名を連ねており、その中にはチェルニーヴォジーシェク、そして例によって出版元のライデスドルフも入っている。

1. イ短調 [B] メヌエット型
荒々しくシリアスなドイツ舞曲。左手のパターンはヘミオラを形成する。

2. イ長調 [T] ワルツ型
左手のワルツ型の伴奏の上で、右手が不規則に上行音階を奏でていく面白い趣向。B部では長3度上の嬰ハ長調に転調する。

3. ホ長調 [T] その他
右手がオクターヴで重ねられた華やかな響きの舞曲。B部は嬰ハ短調のドミナントが支配する。
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  1. 2022/04/11(月) 22:25:15|
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