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シューベルティアーデ電子版

ピアノ曲全曲演奏会「シューベルトツィクルス」を展開中のピアニスト佐藤卓史がシューベルトについて語る
次回公演詳細

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[告知] シューベルトツィクルス第9回「4手のためのソナタI ―1818年、ツェリスにて―」

シューベルトツィクルス第9回チラシ
2018年10月5日(金)19時開演 東京文化会館小ホール ゲスト:中桐望(ピアノ)
♪ロンド ニ長調 D608 ♪ドイツ舞曲と2つのレントラー D618 ♪ソナタ 変ロ長調 D617(「グランド・ソナタ」)
♪フランスの歌による8つの変奏曲 ホ短調 D624 ♪3つの英雄的行進曲 D602
一般4,000円/学生2,000円 →チケット購入
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  1. 2018/10/05(金) 19:00:00|
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中桐望さんインタビュー(1) 夢見る少女

「佐藤卓史シューベルトツィクルス」第9回ゲストのピアニスト中桐望さんにお話を伺いました。

中桐さんインタビュー1


佐藤 今日は岡山にお邪魔して合わせをしていただいてますけど、生まれは岡山市?
中桐 はい、岡山市です。
佐藤 何歳からピアノを始めたんですか?
中桐 ヤマハ音楽教室の3歳児ランドで始めたので、一応3歳ってことにしてますけど、本当に専門的に勉強するようになったのはもっと後ですね。
佐藤 いつぐらいからピアノの方に進みたいなと?
中桐 実は中学生の時に、一度ピアノから離れた時期があって。
佐藤 あら。
中桐 ちょうど部活が忙しくなったり、勉強が忙しくなったりという時期で、当時の先生と音楽性の違いもあったりして、中学1年生の時に一度ピアノをやめたんですけど、やめてみたら自分はすごくピアノが好きだったっていうのに気づいて・・・小さい時からずっと続けてきた唯一の習い事だったので。それで、戻ってからは本当に音楽の道を目指そうと。なので中学2年生ぐらいからですかね。
佐藤 シリーズ第7回のゲストの川島基さんも岡山市で、なんと同じ高校のご出身と伺いました。
中桐 そうなんです。岡山城東高校というところなんですけど。
佐藤 音楽科のある高校なんですか?
中桐 普通科なんですけど、文系・理数系というのと同じ分類の中に音楽系というのがあって。当時としては珍しくて、他にも国際系っていって英語に特化したところもあったんですけど、そこの音楽系にいたんです。
佐藤 音楽系の生徒って1学年に何人ぐらい?
中桐 24~25人、普通の高校の1クラスですね。
佐藤 やっぱりピアノが多いの?
中桐 大半はピアノです。でもまあ演奏家を目指すっていう人は少なくて、半分以上は教育の方に進むんですね。今はその高校から演奏家になる人がたくさん出て、音楽高校みたいになっちゃったんですけど、川島さんがいらっしゃった当時や、私がいた頃でさえ、音楽専門の高校という認知度はほとんどなかったと思います。普通の勉強もしながら、音楽の専門授業も少しだけあるみたいな。レッスンも週に20分ぐらい。
佐藤 え、そうなんだ。
中桐 だから専門のレッスンはみんな外で受けていましたね。
佐藤 じゃあ、普通高校よりちょっと勉強が楽かなというぐらいの。
中桐 そうですね。でもわりと新しい高校だったので、校風もすごく自由で。部活も、吹奏楽部とか合唱部とか、音楽系の部活が盛んで、「音楽」というのが学校のシンボル的な存在だったので、それもあってその高校に入りました。
佐藤 その頃からプロのピアニストになりたいと思っていたんですか?
中桐 まあ漠然と、将来はピアニストになりたいっていう、そういう夢はあったんですけど、でも自分が本当にプロとして食べていけるとは当時は全く思っていなくて、だから夢見る少女です、ただの。たぶん現実的にはピアノの先生になれたらいいかな、という程度にしか思ってなかったですね、高校のときは。
佐藤 それでも芸大を目指して。
中桐 そう。私の性格的に、すごく負けず嫌いなんですよ! なので、やるからには良いところを目指したいとか、コンクールでも出るからにはいい成績を取りたいっていう。負けん気が結構強かったんです。
佐藤 ふーん、なんだか意外ですね。
中桐 音楽をやるって決めたんだったら、高い目標として芸大を目指さないと!って。当時、岡山から芸大に行く人はすごく少なかったので、なかなか受からないだろうと思ってたら、運よく合格することができて。で、大学に入って角野裕先生に出会って、音楽の奥深さを教えていただいて、練習の仕方とか、音楽に対する考え方も芸大に入ってから変わりました。
佐藤 浜松のコンクールの記者会見でも角野先生のことをたくさん話されていたけれども、心に残っている教えとか、ありますか?
中桐 そうですね。先生のレッスンはものすごく細かいんです。入学した当時の私は、専門的な勉強がまだ足りない状態だったので、1小節、1拍という単位で止められて、和声のこととか歌わせ方だとか、本当に細かく細かく、時にはレッスンが5時間ぐらいになることもあって。
佐藤 おお!
中桐 最初はそれが衝撃でしたね。でもレッスンではそれだけ厳しく細かくいろんなことをおっしゃるのに、本番前には必ず「レッスンで言ったことは全部忘れていいからね」って。
佐藤 ほう。
中桐 私のことを「のんちゃん」って呼んで下さってたんですけど、「全部忘れて、本当にのんちゃんのやりたい音楽をやったらいいから」って、その一言で送り出してくれる。それが嬉しくて、「そうなんだ、好きに弾いていいんだ」と思ったら、緊張とかプレッシャーから解放されて、本当に自由に音楽を楽しむことができて。専門的なことと、音楽を楽しんだり感じたりっていうことを、バランスよく教えて下さったので、私の今の音楽の大半は先生のエッセンスで出来上がっているんじゃないかなと思っています。
佐藤 うーん、なるほど。角野先生はもちろん僕の在学中も芸大の先生でいらして・・・そういえば合奏の授業で、妻と連弾で1曲教えていただいたことがありました。
中桐 ああ、そうなんですか。
佐藤 すごく穏やかでね、優しい感じの。角野門下の人たちを見てると、みんな先生のこと大好きだよね。
中桐 そうですね(笑)
佐藤 僕は最初は小林仁先生で、そのあと植田先生のクラスに移ったんだけれども、どちらの門下もそういう感じではなかったので(笑)
中桐 そうですね、確かに(笑)
佐藤 印象的でしたね、角野門下のあの「先生大好き!」みたいなオーラは。角野先生に教わったのは何年間?
中桐 入学する1年前から見ていただいて、卒業して大学院まで行ったので計8年間です。私の青春時代はほとんど先生と一緒に過ごした、みたいな。
佐藤 本当だね。
中桐 これ言っていいのかどうかわからないんですけど、先生のレッスンって遅いんです。お昼の12時ぐらいにゆっくり学校にいらして。
佐藤 開始時刻が遅いわけだ。
中桐 で、夜の10時とか11時ぐらいまでレッスンされるんですよ。
佐藤 はあー。
中桐 すると、大学の近くに住んでる子が一番最後に回されるんですよね。
佐藤 そうだよね。
中桐 私近所に住んでたので(笑)。たいてい先生のレッスンは延びちゃうので、何時になってもいいように待機してて、終わったら先生ももうお腹ペコペコだから、ご飯食べようよって(笑)。それで一緒に食事しながら親身にいろんな話を聞いてもらったり、音楽の話をしたりっていう、そんな学生時代でした。濃密な時間でしたね。

(第2回につづく)
  1. 2018/09/10(月) 21:48:35|
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[告知] シューベルトツィクルス第8回「ピアノ・ソナタIII ―旅するシューベルト―」

2018-04-18_第8回チラシ
2018年4月18日(水)19時開演 東京文化会館小ホール
♪グラーツのギャロップ ハ長調 D925 ♪12のグラーツのワルツ D924
♪ピアノ・ソナタ 第10番 ロ長調 D575 作品147 ♪ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D850 作品53
一般4,000円/学生2,000円 →チケット購入
  1. 2018/04/18(水) 19:00:00|
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第6回公演終了

SZ6写真
佐藤卓史シューベルトツィクルス第6回「ピアノ・ソナタII ―20歳のシューベルト―」が無事終了しました(10月15日、東京文化会館小ホール)。ご来場下さった282名のお客様、ご支援・ご協力をいただいた皆様に心より御礼申し上げます。
シューベルトがいかにして「完成作」D568を作り上げていったのか、その軌跡を追体験するかのような90分となりました。弾き手としては「同じようなソナタを違う調性で2曲暗譜」という悪夢のような課題でしたが、破綻なく終わって一安心、といったところです。

第7回公演「人生の嵐 ―4手のためのピアノ曲―」は、2005年シューベルト国際コンクール覇者の川島基さんをゲストにお招きし、2017年6月22日(木)、東京文化会館小ホールにて開催いたします。詳細はまもなく当ブログでも発表します。
次回も皆様のご来場をお待ちしております。

[第6回公演アンコール曲]
♪シューベルト/リスト:水の上で歌う D774 (S.558-2)
♪シューベルト/佐藤卓史:エルラフ湖 D568
  1. 2016/10/19(水) 16:41:20|
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[告知] シューベルトツィクルス第6回「ピアノ・ソナタII ―20歳のシューベルト―」

第6回チラシ
2016年10月15日(土)14時開演 東京文化会館小ホール
♪ピアノ・ソナタ 第5番 変イ長調 D557 ♪ピアノ・ソナタ 第7番 変ニ長調 D568(第1稿、旧D567/補筆完成版)
♪2つのスケルツォ D593 ♪ピアノ・ソナタ 第8番 変ホ長調 D568(第2稿)
一般4,000円/学生2,000円 →チケット購入
  1. 2016/10/15(土) 14:00:00|
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